畑をつかった食育をやりたいワケ

今朝は前回に引き続き、畑を耕してきました。

どう耕しているのかというと、平ら(わずかにモコっと畝ができていた)だったところをスコップで土をひっくり返して、左右に二つの山をつくるのです。↓


真ん中が凹んで溝ができてます。

さて、どうしてこんなことするのでしょうか?

この体験農園を管理している農家さんからは、次の行程で「この溝に元肥をまいて」と言われました。

そう、溝をつくった理由は元肥をまくためだったんです。元肥をまいたら溝をうめて、写真の左右にあるような一つの畝(うね)にします。


また、元肥をまく前に「溝に稲藁を入れた方がいい」とも言われました。

なんでだろう・・・。

理由を聞いて答えを教えてもらうのは簡単だけど、これは自分の宿題として、その場では農家さんに聞かないことにしました。

「どうして?」「なんでだろう?」という気づきが食育につながっていると思うし、学びのはじまりではないでしょうか。


自分の手で畑を耕してみると、わからないことがたくさんでてくる。

しかも、けっこう大変な作業なので理由もわからずにやるのはしんどい。
一つひとつの作業の理由を知りたい。


↑藁をまいた


一息つくとそこに鳥が集まってきた。どうしてでしょう?


みなさんが推測したとおり、虫を食べにきたのです。


僕が耕してしまったがために土の中にいたミミズたちが表に出てきてしまいました。

それを食べに鳥が集まる。

当たり前として頭でわかっていることを、体験してみる。

そういう学びの体験をつくっていきたいです。

こなん学習室

こなん学習室は、こなん探究塾に変更し、場所も石部に移ります。